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産業機械遺産 [奥村電機ポンプ]

五三ポンプ養老
五三(ごさん)排水機場は、大正11年(1922)に笠郷村と池辺村の650haを対象として、五三排水機と根古地排水機を合併して設置されました。263㏋(馬力)の蒸気機関で渦巻ポンプ2台を駆動、排水錬鉄管を用いて堤外に排水する仕組みでした。現在は五三排水機はその役割を終え、笠郷小学校の体育館脇に展示されています。五三排水路は昭和40年(1965)に着手された湛水防除事業(たんすいぼうじょじぎょう)の一環として新設されました。五三川と五三排水機をつなぐ1,615mの導水路です。同事業は昭和19年(1944)の東南海地震に端を発する地盤沈下により、津屋川で出水した際の最高水位が上昇していることや、昭和34年(1959)の水害以降進められていた圃場整備を受けて行われたものです。排水路からの水は竪型斜流ポンプ2台、460kw電動機2台により毎秒2tで牧田川に排出されます。

住所
岐阜県養老郡養老町大野577
カテゴリ
文化遺産
 施工業者  京都奥村電機商会
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